ニュース翻訳とメディア翻訳
コース詳細
このコースでは、ニュース記事、社説または論説記事を日本語から英語、および英語から日本語への翻訳に焦点をあてます。 ニュース記事の構成の仕方や、英語や日本語で明確かつ簡潔に記述する方法、そして今日のメディア状況における翻訳の役割について、受講生の理解を深めるサポートします。インターネットとソーシャルネットワーキングの時代においては、幅広い読者層に意味を伝えるために、簡潔に書く必要性がますます高まっています。これは翻訳者のライティングスキルにも当てはまります。ジャーナリズムスタイルで書くこと、つまりシンプルで読みやすい文章を書くことは、文章の簡潔さを向上させる良い方法です。よく言われることですが、翻訳に関しては「正しい」答えはありません。ある言語で表現された内容を、別の言語に等しく置き換えるには「(翻訳を)より良くする」方法しかありません。ジャーナリズム的な書き方のレンズを通して、翻訳の基本的な考え方を学びます。 このコースは、全般的にライティングスキルを向上させたいと考えている翻訳家志望の方や、ジャーナリズムの翻訳に興味を持つ方を対象としています。授業では、教室内外でのさまざまな翻訳やリーディングの学習課題が出されます。また、受講生がグループディスカッションへ積極的に参加することが求められます。
学習目的
1. Understand news translation in Japanese and English.
2. Improve text analysis skill.
3. Build up translation and overall writing skills in both languages.
2. Improve text analysis skill.
3. Build up translation and overall writing skills in both languages.
受講対象となる方
Those who has at least the intermediate to advanced levels of English language skills (for JP people) or equivalent levels of JP language skills (for those non-JP people); or have some translation experience (but not a must).
講師について
岡村直人:フリーランスの英文記者兼翻訳者。獨協大学で異文化間コミュニケーションを学び、早稲田大学でジャーナリズムと国際関係論の修士号を取得。東京と香港で20年以上翻訳に携わり、ウォール・ストリート・ジャーナル、ロイター通信、日本経済新聞、オートモティブニュースなど欧米日の英文メディアで取材、英文記事執筆、翻訳を行う。翻訳は単なる言葉の置き換えではなく、異文化間コミュニケーションの一環として異なる世界観を橋渡しするもの、を信条にしている。翻訳コースでは受講生が意図やメッセージをきちんと把握し、別の言語で再表現する翻訳力を高めつつ、日英両語の書く力を伸ばすことを目標にしている。