Grammar for Translators
英日翻訳の基本プロセスで、「原文の分析スキル」は様々なビジネスシーンで活用できる不可欠なスキルの1つです。この基本スキルがなければ、重要な情報を見逃し、翻訳の正確性に欠け、さらに意思決定にも影響を及ぼすことになりかねません。本ワークショップでは、翻訳者が直面する文法的な問題に着目し、「関係代名詞の上手な訳し方」、「カンマやセミコロンを含む英文を訳すコツ」、「英文と和文における時制と構文の違いを理解する」など、より具体的な翻訳テクニックを学習していきます。教室内で2~3名毎にグループを組み、色々なジャンルの英文(小説、法律文書、取扱説明書、歌詞など)を読み、実際に翻訳作業に取り組みます。こうしたグループワークを通じて、参加者はしっかりとした文法の知識に基づき、自信をもって英文を読み解くためのさまざまなテクニックを習得することができます。本ワークショップは英日翻訳を行い、初心者から翻訳経験者を含め、翻訳に関心を寄せる全ての方にとって有益な学習内容です。
No required textbook. Recommended (『翻訳スキルハンドブック (アルクはたらく×英語)』 駒宮 俊友 (著)アルク 2017)
Maki Hirono
バイリンガルな職場環境で15年間以上、学生サービスに携わってきた経験豊富な大学アドミニストレーター。現在はテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の学部課程入学審査を担当しており、以前はTUJで外国人学部生に通訳を教えたり、日本の専門学校で成人向けにビジネスレターの書き方を教えていた。マッコーリー大学(オーストラリア)で翻訳・通訳の修士号を、東京女子大学(日本)で英米文学の学士号を取得している。仕事に対して大切にしていることは、自己啓発のために困難に立ち向かい、学び続けること。翻訳講座の講師を通して、翻訳がいかに楽しいものであるかを学生に伝えたいと考えている。