オペラの世界へようこそ
コース詳細
オペラに興味はあるけれど、何から始めたらいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。オペラにはさまざまなジャンルがあり、その歴史的、文化的、政治的背景を紐解くことで、より深くオペラを知り、作品の魅力を堪能することができます。このコースでは、オペラの発展における主要な時代と人物を取り上げ、10週間の授業を通じて一連のテーマ・年代別に学習しながら、オペラの世界を掘り下げます。さらに政治的、歴史的、文化的な観点からオペラの位置づけを学び、授業で取り上げるオペラ作品を文脈的、論理的、比較的に分析するスキルを身につけます。また、インタラクティブな議論を通じて、受け身ではない積極的なオペラ鑑賞の姿勢や作品の味わい方を学びます。コース修了生は、芸術表現としてオペラが持つ永続的な価値や重要性を見出し、より深くオペラを理解できるようになります。コースの修了条件として、毎週の小テストに取り組み、グループディスカッションに積極的に参加することが求められます。
学習目的
1. オペラの政治的、歴史的、文化的な背景を理解することができる。
2. このコースで取り上げるオペラ作品について、文脈的、論理的、比較的な分析を行い、選択力を身につけることができる。
3. クラスメートとの議論を通して、積極的にオペラを鑑賞し、楽しむことができる。
受講対象となる方
オペラを楽しみたいけれど、何から始めたらいいのかわからない方。
すでにオペラの鑑賞経験がある方で、作品の歴史的、文化的、政治的背景や、オペラの発展についてより深く理解し、知識を深めたいと考える方。
講師について
イギリス在住のオペラジャーナリストで、2015年からロンドン外国記者協会に所属している。マンチェスター大学でオペラ研究の優等学位を取得し、ロンドン大学（UCL）でオペラにおけるジェンダー問題やオリエンタリズムを研究し、修士号を取得した。2014年から日本語と英語の雑誌で記事を執筆し、特集見開きの制作にも携わる。オペラ歌手、演出家、楽器奏者へのインタビューを行い、すべての記事において直接見て感じた内容を記事にすることを心がけている。自分の喜びや知識を伝えながら、オペラの発展や観客の拡大を支援することに情熱を注ぐ。また、世界中を旅して、さまざまなオペラハウスを訪問することも楽しみのひとつ。